副首都の候補地に求められる7つの条件と適性とは?

大阪以外の候補地とその適性

関西国際空港のロビー
大阪以外に副首都の候補地に挙がっている地域は以下の通りです。

 

  • 大阪国際空港跡地(大阪府、兵庫県)
  • 関西文化学術研究都市(大阪府、京都府、奈良県)
  • 万博公園(大阪府)
  • 愛・地球博記念公園(愛知県)
  • 名古屋空港跡地(愛知県)

 

上記の中でも大阪国際空港跡地が最有力候補に見られていて、5つの候補地の中でも愛知県よりも大阪の絡む3つの候補から選ばれる可能性が高いとされています。

 

副首都構想の実現そのものが決定しているものではありませんが、仮に実現すれば高い確率で大阪になるでしょう。

 

 

副首都に求められる7の条件

 

2011年7月21日の議連総会で出された、「首都代替機能の整備の推進に関する法案」によると、副首都整備の基本指針として以下7つの条件が定められました。

 

1.緊急性に鑑み速やかに行う

 

2.体制、施設などは首都中枢機能を維持するうえで必要かつ十分なものとする(敷地の広さ)

 

3.整備費用を少なくし、民間資金を活用(都市の規模や人口、企業の数、自治体の財力など)

 

4.国有地または公有地を優先的に使用(候補になる広大な土地がある)

 

5.首都代替機能を担う地域は1つ

 

6.候補地は東京圏より一定程度離れ、同時被災の可能性が低い地域

 

7.候補地は既存の鉄道、道路、空港への接続が容易で、東京圏との交通、通信手段が複数存在する地域

 

上記のことを踏まえた場合、愛知県の候補地は南海トラフ地震によって同時被災の影響があることから可能性が低いと見られています。

 

また、人口や企業の数など既存のエリアの経済情勢も指針の一つとして捉える動きがあり、日本を代表する大企業が多数拠点を置く大阪は副首都構想としての適性が非常に高いです。

 

しかし、最有力候補の大阪国際空港跡地で見た場合、整備費用や大阪国際空港を廃止するため東京と空路のアクセスが悪くなることが懸念されています。

 

東京と大阪、首都と副首都の決定的な違いとは?

 

 

過去に首都移転が議論されたエリア

上空から見た羽田空港
かつては首都そのものを東京から他の都市に移転する計画があり、以下のエリアが候補地になっていました。

 

  • 茨城県中部
  • 三遠南信
  • 富士周辺
  • 栃木・福島地域
  • 岐阜・愛知地域

 

当時は自然災害の少ない地域のほか、東京からのアクセスが良くて国際的な発展をしやすい地域が候補地の条件でした。

 

首都を移転しようとした理由の一つに、当時は東京周辺に成田空港しか国際空港がなく、東京と外国とのアクセスの悪さもネックになっていました。

 

昨今は羽田空港が国際空港として発展を遂げたことや、バブル崩壊から長期化した不景気によって首都移転のコストが重くなったことが原因で、国土交通省の首都移転計画担当部署が廃止されています。

 

従来の首都移転で挙げられた「東京から近い地域」から、副首都構想では「東京と一緒に被災しない地域」に条件が変わったことから、大阪が一気に最有力候補地として注目を集めるようになりました。

 

 

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